こんにちは。

渡辺水華です。

「トラブルが起きた場合、ご連絡ください。」
If you have any problems, please contact us.

「トラブルに巻き込まれてしまった。」
I’ve got into trouble!

「問題ないよ。」
That’s no problem.

「そういう問題じゃない。」
That’s not the issue.
That’s not the point.

この世には、日々、
個人的な問題から社会問題までさまざまあります。
その解決法や対策なども練られます。

電子機器の取扱説明書ではトラブルシューティング、
企業でも、「ヒヤリハット(”close call”、”near miss”、”minor incident”)」の
事例を取り上げて大きな問題への発展を防ぐ手段にしています。

今日はこの「問題」と「解決法(策)」を意味する
英単語の違いについて語ります。

問題はいろいろ

trouble

たとえば、「トラブルがありましたら、いつでもお問合せください。」の
「トラブル」を”trouble(s)”と訳すと、
かなりの確率でネイティブから”problem(s)”に修正されます。

troubleは主に、個人的な問題に直面したとき、
自分自身に悩みが降りかかってくる
その問題に「巻き込まれる」などのニュアンスで用いられます。

例)You will get into trouble if your mother knows about it.
お母さんがそのことを知ったら面倒なことになるよ。

problem

“problem”は”trouble”と比較すると、
個人的に巻き込まれることはなくとも、
誰が見ても「問題」として認識できる物事に用いられます。

“We have a problem with the shower. We have no hot water.”
「シャワーのことなんですが、お湯が出ないんです。」

海外のホテルで実際にあった出来事です。
すぐに対応してもらえましたが。

このように現時点で”trouble”にまで発展していなくとも、
シャワーを使うときに不便を感じるであろうと
予測できることを問題視したため、
この場合は”problem”と言うわけです。

これが家族との「シャワーの順番争い」であれば、
“trouble”と言えるでしょう。

また、試験問題の「問題」も、troubleとして降りかかる問題ではなく、
解決すべき問題」ととらえ、”problem”と言います。
「算数の問題」は”(a) math problem”です。

また、後々、弊害や難儀をもたらしうるため、
解決しておかなければならない問題についても”problem”が使われます。
“a financial problem”(財政問題)、
“the problem of reorganizing a company”(会社再編問題)など。

また、”trouble”と比較すると、”problem”には「ひとごと
というニュアンスもあります。
“That’s your problem.(それはあなたの問題でしょ。[こっちに持ち込まないで。])”
など、突き放したような言い方にも使われます。

issue

社会問題や組織的な問題を論じるときに用いられることが多いです。
つまり「議論されるべき問題」であって、
必ずしも1つの正しい答えに今すぐ行き着けるとはかぎらないものです。

これに関しては、「賛否両論」の意見が出る可能性があるため、
難しい問題について決断が必要なときによく使われます。

また、小さな問題であっても、話し合いで解決できるのであれば、
“issue”を用いてもよいでしょう。

“problem”には到達すべき「答え」があり、
“issue”には「答え」がなくとも
「課題」として認識すべきというニュアンスがあります。

A safety issue was raised at the meeting.
その会議では安全性の問題が提起された。

However, the committee completely avoided the issue,
because it was a very sensitive issue.
しかし、委員会はその論点を完全にかわした。
なぜなら、それはたいへんデリケートな問題だったからだ。

matter

個人的な心配事や個人的には重要と思われる事柄に用います。

“What’s the matter with you?”は、有名なフレーズですが、
たとえば、友人がいきなり青白い顔をして、
教室に飛び込んできたときなどに、
「(いったい)どうしたの?」という意味で用います。

「笑いごとじゃないよ」は、
“It’s no laughing matter.”です。

It doesn’t matter whatever people say.”
「人が何と言おうと問題ではない。」
これは、“matter”を動詞として用いたフレーズです。

“It’s just a matter of time before he takes action.”
彼が行動を起こすのも時間の問題だ。

解決法はいくつ?

“solution”も今では、日本語として、
「ソリューション」と言われるようになりました。

また、「解決」、「解答」の訳語として、
“resolution”という単語もあります。

solutionとresolution

“solution”は、問題や課題に対する具体的な解決策、

これに対して”resolution”は、
会議などで正式に合意に達した決定案、決議案、解決案、
最終的な解決策(the final solution)を指します。

resolutionにはいくつかの意味がありますが、
そのうちの1つが”solution”であり、

“solution”にもいくつかあって、そのなかでも、
最終的な”solution”が、”resolution”であるといえます。