こんにちは。

渡辺水華です。

英語の”etc.”は、ラテン語の”et cetera”の略語で、
「~など」を意味するのは
多くの日本人が知っているとおりです。

日本人が「など」と言うとき

日本人はプライベートなやりとりでも、ビジネス文書でも、
とにかく、頻繁に「~など」を使います。

たとえば、「Aさんは、犬や猫、鳥などを飼っています。」と言うとき、

日本人なら、「『~など』と言うっていうことは、
犬や猫や鳥のほかに、何か飼っているのかな。」とは特に考えないと思います。

たとえ、飼っているのが犬と猫と鳥だけであったとしても、
とりあえず複数の動物を飼っているんだな、ぐらいにしか思わないでしょう。

そのような感覚ですので、これを英訳するとき、

“Mr. A has dogs, cats, birds, etc.”のように訳される方が多いのです。

ネイティブの捉え方

“etc.”を使うこと自体は間違いではないのですが、
ネイティブはこの”etc.”を見ると、

「”etc.”と言うっていうことは、
ほかにも何か飼っているのかな。」と思うようです。

もし、特にほかに何もないのであれば、
“etc.”は避けた方がよいと言われています。

“etc.”の使い方

とはいえ、せっかくですので、”etc.”の使い方を
細かく見ていきましょう。

(1)”etc.”の前にくる名詞が1つのとき
カンマは必ずしも必要ではありません。
例) lakes etc. (湖など)

(2)前に並ぶものが2つ以上のとき
“etc.”の前にカンマを置きます。
例) lakes, rivers, etc. (湖・河川など)

カンマ(,)のあとにワンスペース(スペース1つ)置いてから、
“etc”の後にピリオド(.)を打ちます。

“etc.”を避けたいとき

(1)事実、ほかに何もないのであれば、
“Mr. A has dogs, cats, and birds.”

(2)ほかにも飼っているけれど、種類がわからないときは、

other, and so on, such as, includingを使いましょう。

“Mr. A has dogs, cats, birds, and other small animals.”
“Mr. A has dogs, cats, birds, and so on.”
“Mr. A has pets such as dogs, cats, and birds.”
“Mr. A has pets including dogs, cats, and birds.”

和訳のときのポイント

“including”を「~を含む」と訳す方が多いですが、
“include”を常に「含む」とする必要はありません。

このように常に通り一遍に訳すばかりでは、日本語としての奥行きが失われ、
表現がぎこちなく、不自然で稚拙になってしまうことが多いのです。
「~をはじめとする」と訳すとしっくりと収まることが多いです。

“such as” の用法、その他

時々、”…has pets such as dogs, cats, birds, etc.”のような英文を見かけますが、
“such as”と”etc.”は併用できませんので注意しましょう。

ちなみに、”such as A, B, or C”も最近、よく見かけますが、
従来は、”such as A, B, and C”が正しいとされていたものの、
最近は、”or”も定着してきているようで、必ずしも間違いとはされていません。

また、”and so on”は正しいですが、”and etc.”は間違いです。