こんにちは。

渡辺水華です。

オーストラリアに住んでいたころ、
私はある語学学校でドイツ語を学んでいました。

そこには私よりも年上の主婦の方たちが来ていて、
ドイツ語のレッスンが終わると、
一緒に 食事に行ったりもしました。

アメリカ人の主婦と比較すると、
オーストラリア人の主婦は若干、
日本人の主婦に近いと思うことがありました。

アメリカ人はあまり人前で、
自分の夫も含め、家族を悪く言うことは少ないですが、
オーストラリア人の主婦は家族のことで、
愚痴を言うこともあるのです。

長年連れ添ったからなのか、
若い人もそうなのかはよくわかりませんが、

自分の夫のことを”He is annoying!“と言ったりするのです。
いわゆる「ウザい」というニュアンスです。

日本にも「亭主元気で…」なんていう諺があったりしますが。

また、子供に(特に息子に対して)甘いというのも
日本人に似ています。

“annoyance”が使われるとき

ところで、”annoying”の名詞の
“annoyance”は、電話について言うときに使われていました。

「昨日、迷惑電話がかかってきたのよ。」と言うとき、
“We had an annoyance call yesterday.”と言っていたのです。

そのとき、私は、「迷惑電話」も「いたずら電話」も
同じように”(an) annoyance call”と言うのだとばかり思っていました。

“crank call”、”prank call”、”nuisance call”

ところが、一般には、「いたずら電話」は、
(a) crank call“とか”(a) prank call
などと言われるようで、

“crank”は、形容詞では、
「変人の」、「変なやつからの」という意味。
“a crank call”は、「いたずら電話」、「怪電話」。
“a crank letter”は、(しばしば 匿名で送られてくる)脅迫状。

“prank”には形容詞はなく、名詞で、
「(たちの悪い)いたずら」、「悪ふざけ」の意、
“play [pull] pranks on…”は、「…をからかう」という意味です。

辞書的な定義からは、”prank”の方が
「いたずら電話」のニュアンスを表しているように見えます。

このほか”(a) nuisance call”は、「イタ電」と訳されていたりもします。

この”nuisance”には、名詞しかなく、
「害」、「迷惑な行為」、不快な[厄介な、うるさい]人[もの、こと]という意味です。

例文)Flies are a nuisance.
ハエはうるさいものだ。

“harassing”と”annoyance”

「いやがらせ電話」には”harassing”や
“annoyance”が使われますが、

“harassing”には、すでに日本語としても馴染みのある
“harassment”(ハラスメント)という名詞があるので、
概念としてはわかりやすいと思います。

また、”harass”は「悩ませる」、「苦しめる」という
動詞にもなりますので、

She has been harassed with annoyance calls for almost a week.
彼女はほぼ1週間、いやがらせの電話に悩まされている。
などと言うこともできます。

その他の迷惑な電話

上記のほか、
an unwanted call(迷惑電話)
an obscene call、a lewd call(わいせつな電話)
a threatening calls(脅迫電話)
など、いろいろあるもので、物騒な世の中です。

なお、アメリカの大手電話会社には、
Annoyance Call Bureau“が設けられており、
受信者に危害が及ぶような電話を通報することもできます。

迷惑なオレンジって…?

電話とは関係ないですが、
先ほどいろいろと検索しているときに
不思議なモノを発見しました。

その名も
「『アノーイング・オレンジ』 (『Annoying Orange』) 」
という動画。

「アメリカ人のデーン・ボーディグハイマー (Dane Boedigheimer) らが
YouTubeに発表中の一連の喜劇作品(英語)」であるとのこと。
Wikipediaより)

Apple(りんご)には上から目線でモノを言うのに、
Hamburger(ハンバーガー)のことは”Monster!“呼ばわりして、
勝手に恐れている様子…

日本語だったら、やっぱり、
キッチンの仲間たちから
「ウザい」と言われることになるのでしょうか…?