こんにちは。

渡辺水華です。

日本語的思考回路では「理由を先に」、
英語的思考回路では「結果を先に」、
物事の説明が展開されていくとは、
学生の頃から聞いていたことです。

もちろん、英語にも
“Because”から始まる文章はありますし、
日本語にも「~です。なぜなら…」という言い回しがあります。

ですので、実際に情報をアウトプットするときには
さまざまな表現があるにしても、

話者がどこに力点を置くかによって、
語順や内容の展開のしかたが変わってきますし、
むしろ、それを意識した方がメリハリのある英文に仕上がると思います。

たとえば、
「今日は学校が休みだったので、友達から誘われてランチに行きました。」
を英語に訳すとしましょう。

これは、今日の出来事を他人に伝える文章です。

Today, my school was off, so my friend invited me and I went out for lunch with her.

日本人ですと、このように起きたことを順番に思い浮かべ、
「ことの発端(学校が休みだった)→友達から「ランチに行こう」と誘われた→
その結果、ランチに行った」をそのまま英文にする傾向があります。

これでも今日したことの内容が通じないことはないですが、
文意が若干、ぼやけて聞こえます。

soの前は「理由(ことの発端)」、
後は「結果」を表すことになるのですが、
最終的な結果は、友達から誘われたことではなく、ランチに行ったことですので、
それを理由の近くに持ってきた方が素早く明確に状況を伝えることができます。

My school was off today, so I went out for lunch with my friend who invited me.

誘われたことは付け足し程度に関係代名詞の”who”のあとにもってきて、
「休みだった」事実と
「だから友達とランチに行く時間があったし実際に行った」という事実を
近くに置くことによって2つの事実の因果関係を明確にするのも一つの方法です。

because, since, asの違い

上記は”so”を使った英文ですが、
その他の理由を表す接続詞をみていきましょう。

because

まだ理由を知らない相手に理由を強調して伝えたい場合に用います。
もちろん、「強調」のニュアンスがなくても、
普通に理由を伝えたいときにも使えます

I missed the meeting because I was not notified (of the meeting).
私は会議に出られませんでした。なぜなら知らされていなかったからです。
(私が会議に出られなかったのは、知らされていなかったからです。)

会議を欠席した理由を知らない相手に、
決して会議を無視したわけではないことを伝える意思を感じます。

since

Since I missed the meeting, I don’t know about the new project.
会議に出られなかったから、その新プロジェクトのことは知りません。

会議を欠席したことを知っている相手に
新しいプロジェクトについて知らないことを改めて伝える文章です。

Since it’s raining, why don’t we call off the baseball game?
雨が降ってるから野球の試合は中止しない?

たとえば、同じ地域に住んでいる友達同士が
その地域に「雨が降っている」ことを知っていることが前提で成り立つ会話です。

as

As those people are well-educated, most of them are well-mannered.
あの方たちは教養があるので、礼儀正しい方々がほとんどです。

このasもsinceと同じく、
聞き手も理由を知っているときに用いるものですが、
比較的フォーマルな表現として使われます。

理由の強調のニュアンスとして、
最も強いのはbecause、次がsince、その次がasと考えるとよいでしょう。

because of, due to, owing to, thanks to

“because of”と並んで日本人がよく用いるのが
“due to”です。

受験英語として頻出するからというのも理由の一つかもしれませんね。

because ofとdue to

しかし、ネイティブにかかるとこの”due to”も”because of”に
修正されることがよくあります。

because ofは、良いことの理由にも悪いことの理由にも
どちらでもない理由にも用いることができ、
一言で言うと「無難」に使える前置詞句です。

due toはどちらかと言えば、あまり有り難くないことに使われます。

Due to the heavy snow, I gave up my plan and decided to stay home.
大雪のため、私は自分の計画を諦めて家にいることにした。

thanks to

読んで字のごとく、有り難い理由や前向きな理由に用いられます。


Thanks to the fine weather, we enjoyed the beautiful scenery.
天気が良かったおかげで、私たちは美しい風景を楽しんだ。

owing to

Owing to the food shortage, the number of people suffering from starvation is increasing in this region.
食料不足により、この地域では飢えに苦しむ人が増加している。

owingはowe(~に借りがある)の派生語で、
owing toには「~のせいで」というニュアンスもあり、
比較的形式的な表現に用います。